主幹につける敬称は「サマ」

 東京には「主幹」という準管理職がいる。主幹は主任になるが、教務主任、進路指導主任、生活指導主任のいずれかになることが多い。教頭(東京では副校長)と違って、学年に所属し授業も持っているから、「管理職」という雰囲気はない。むしろばりばり働く人が主幹になっている。

不幸なことに,この見解に私は賛成できない。というのは私や私の相棒の職場の主幹はそんなイメージの人とはほど遠いからだ。この手のネタは1年間以上寝かすことにしているので具体的な話はかけないが(いやもう3年目だから昨年までのいろいろな破壊的な話はあるのだけれど…)一言で言えば「主幹サマ」と呼びたくなるようなメンタリティである。
都教委の狙いは変革を実現するための強力な中央集権制度の構築--管理職のリーダー性が発揮される職場を作るための近衛兵の役割を主幹という役職に託したのだと思う。その意味でこれらの「能書きは言うけど能力の低い主幹サマ達」は立派に勤めを果たしているといえる。なぜなら職員集団の反感を一手に引き受けることによって,管理職に向かうべき不満を届かせない緩衝材になっているからである。