子どもを庇う保護者の発言に対する教員の受取り方の経年変化

万引きした生徒の指導の一環で保護者を呼び出して話をすると,「1回くらい」とか「これくらいで呼び出すなんて」とか「悪気は無かったんですこの子は」なんて言い出す保護者がどういうわけか出現する。二度と繰り返さない様にしっかり心の刻み込ませるために呼び出しているんだからそこんとこ阿吽の呼吸でわかってほしいのになと疲れる瞬間であり,別に「親の育て方が悪い」と攻める気持ちはこれっぱかりもなかったのに,話を聞いてたらやっぱり親が悪いのではないかと疑い始める瞬間でもある。
こういう保護者の発言を聞いての感じ方もだんだんと変わってきた。

  • 20年前…子どもが可愛いのはわかるが,可愛がり方を考えて欲しいものだ。
  • 10年前…きっとこの保護者も子どもの頃万引き常習だったんだな。
  • 現在…このオバサン,今も現役で万引き常習だな,きっと。

この感覚,はやくリハビリしたいのだけれど,現任校では万引き指導自体がないのでリハビリする機会もない。それはそれで良いことなのですが。