んですよね。まず確実に。
一応ちゃんと教えたつもりなんですが現実にできていないんだから、何を言ってもそれは言い訳にしかなりません。
「中学校でちゃんと教えて卒業させてもらわないと」
私の力が足りないばかりにご迷惑をかけて申し訳ないです。
「いや、私が教えるのに手間がかかって迷惑だと責めているんじゃありません。子どもたちが可哀想だといっているんです」
そこまで踏み込みますか。個人的な恨みではなくて、公憤だというわけですね。鬼に金棒ってパターンですね。いやもう最初からあたしは白旗掲げているんですが……。
誤解の無いように書いておきますが、上はただの私の妄想です。
そんなことを言われたことはありません。
ですからたとえ九九があやしい中学生がいたとしても、小学校の先生になにかを言うつもりはまったくありません。
(ごめんなさい。たとえじゃなくて、九九が怪しい子どもは普通にいます。分数の足し算ができない子どもは必ずいます。)
中学校では、預かった・受け取った子どもを精一杯育てるよう努力するだけです。
小学校の先生にお願いしたいことは、最低限、大人不信を抱えては来ないようにしてほしいということぐらいです。
ですが、まぁそういうことだってあります。中には変な先生もいますからね。
中学校の3年間は子どもにとってはけっこう長い期間ですが、実際にはあっという間です。何かを伝えたいことはあっても、伝えるためにはチャンスが必要なこともあり、まず大抵は伝えられたことより伝えられなかったことの方が多い状態で卒業を迎えます。
後は、次にその子どもに関わる大人に託していくしかありません。
それしかできないからです。
卒業させた後は、こっそり見ているだけです。
よくぞあの子を卒業までもっていってくれたと感謝感激させてくれる高校もあれば、たしかに勉強はできないがまじめにがんばっているあの子を1年で退学させるってどういうことなんだ?それだったら最初から合格させるなよと憤慨させてくれる高校もあります。
でも同じ事もう一度書きますが、次にその子どもに関わる大人に託していくしかないのです。