数研について

先日、初めて数研の監督をした。
夏休み前のことだ。
8月の終わりに答案が返ってきた。
そして、驚いた。

答案も模範解答も返されないんだ。

調べてみると検査結果の通知は「合格証」と「個別成績票」になっている。
しかし、テストを売っておいて、模範解答も示さないとは?

みるとweb上で模範解答はみられるとある。
しかし、探してみてもリンクが見当たらない。
よくよく読み解くと

  • 各検定日の約2週間後に、模範解答をご覧になれます。
  • 公開期間は公開日から約30日間です。

今回の検定実施日は7月8日だったから、その約2週間後は7月22日。
それから約30日間で8月22日。
今日は9月2日だから、もう公開終了しているということだ。

すると本日、検定結果を受け取って、不合格だった生徒が、
間違えた問題をやりなおそうと思っても、模範解答は入手不可能ということだ。

2500円~3500円も払っているのに、これはあまりにも不親切だろう。

学校でまとめて購入する学力テストは、模範解答に簡単な解説および個票がついてくるのは常識だ。

だからおいらもそういう常識しか持っていなかった。
そこでカスタマーサービスに電話した。

「模範解答を受検人数分送ってください」
「貴団体だけ特別扱いすることはできません」
「それでは全団体に送ってください」
「前向きに検討しますが、1,2年のうちにできるかどうかは約束できません」

やる気ないのがあからさますぎる。

新しいコンテンツを作れと言っているわけではない。
模範解答は団体に1枚だけは送られてきているのだ。
とういうことはあとは、

  • 数多く印刷するコスト
  • 数えるコスト
  • 送料増加のコスト

…これだけの簡単な計算だ。

ここで思い出したのはIMEの悲しい歴史だ。
昔、このブログに書いた*1ように、おいらはあの会社のFEPのファンだった。
それが、WINDOWSにバンドルすることになり、どうやっても一人勝ちになる状況になった後、IMEはどうしちゃったのというFEPになった。
おいらは今はATOKを使っている。

数研も分裂騒動とかいろいろあったらしいが、今は立派な公益財団法人に認定されてオエラクなってしまったのであることかなぁ。


















(今回は特別に送ってもらいましたけど)