算数の究極奥義教えます

算数の究極奥義教えます―子どもに語りたい秘法

算数の究極奥義教えます―子どもに語りたい秘法

以前,「数術師伝説」という本を読んだことがあり,わりと面白かったので購入。素材自体はどこかで読んだ事のある話ばかりだが,変なストーリーの流れでゆっくりと展開するのと,どれもちょっとひねりを聞かせてあったり新鮮な発見があったりで飽きさせない。遺産分配の問題にはやられました。また時計算が無限級数の和だったとはこれも吃驚。
中に1次方程式練習帖として3題出題されている。「算数で解けるかな?」と挑発されているので,ここんところの話題にも近いかも。興味ある方は挑戦されてみては?

第1問
日曜大工で3つの本棚を作った。本を215冊入れてみたが,少しガタガタして不安定だった。そこで上の棚の本の5分の1を別の本棚に移し,さらに28冊を上の棚から下の棚に移し,その上,中の棚の本の9分の1を別の本棚に移したところ,ようやくガタガタしなくなった。さて,このように整理が終わった後で本棚の本の冊数を数えてみると,中の棚は上の棚のちょうど2倍,下の棚は上の棚のちょうど3倍の冊数の本が入っていた。最初下の棚には本が何冊入っていたか?
第2問
7年前,父親の年齢は息子の7倍だったが,3年後には3倍になるという。今,父親は何歳か?
第3問
四角い布袋と三角の布袋に,碁石が入っている。四角い布袋には碁石が5000個,うち40%が黒石で残りが白石,三角の布袋には碁石が2000個,うち80%が黒石で残りが白石だった。四角い布袋から碁石をいくつか取り出して三角の布袋に移したところ,四角い布袋は黒石が60%,三角の黒石は黒石が50%になった。一体いくつの碁石を移したか答えよ。

数術師伝説

数術師伝説