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発達障害の子どもたち

発達障害の子どもたち (講談社現代新書)

発達障害の子どもたち (講談社現代新書)

最初に「世間に広がる誤解」として次のことが箇条書きされている。

  • 発達障害は一生治らないし,治療方法はない。
  • 発達障害児も普通の教育を受けるほうが幸福であり,また発達にも良い影響がある。
  • 通常学級から特殊学級に変わることはできるが,その逆はできない。
  • 養護学校に一度入れば,通常学校には戻れない。
  • 通常学級の中で周りの子供たちから助けられながら生活をすることは,本人にも良い影響がある。
  • 発達障害児が不登校になったときは一般の不登校と同じに扱い登校刺激はしないほうが良い。
  • 養護学校卒業というキャリアは,就労に際しては著しく不利に働く。
  • 通常の高校や大学に進学ができれば成人後の社会生活はより良好になる。
  • 発達障害は病気だから,医療機関に行かないと治療はできない。
  • 病院に行き,言語療法,作業療法などを受けることは発達を非常に促進する。
  • なるべきう早く集団に入れて普通の子どもに接するほうがよく発達する。
  • 偏食で死ぬ人はいないから偏食は特に矯正しなくて良い。
  • 幼児期から子どもの自主性を重んじることが子どもの発達をより促進する。

これらが誤解である事は,教員をやっていればアタリマエ(理論的根拠はなくても)に思える。障害のある子を普通学級に入れるなんて,子どもにとってなんと残酷なことか。親の見栄かヒトリヨガリにすぎないと思っていた。でも,このような切り口の本がでるということは,本当に子どものためを思っている親もいるのかなぁ。……あまり,そうとは思えない。