担当者の顔が見たい

学力テスト:06年度から「総合分野」を試験に 東京都
 東京都は、公立の中学2年と小学5年を対象に行っている学力テストに、06年度から「総合分野」の試験を取り入れることを決めた。各教科で培った知識や技能で、日常生活での課題を解決できるかどうかをみるのが目的で「総合的な学習」に対応する。文部科学省が07年度に全国で実施予定の学力調査は、国語と算数(数学)だけで、同省によると、総合的な分野での大規模な試験は例がないという。

 都教育庁によると、試験内容は庁内に検討委員会を設け、秋ごろまでに案を作る。受験する児童・生徒が約15万人に上るため、採点方法などについても検討し、07年1月の学力テストから実施したい考え。

 想定される試験内容としては、あるテーマを調べるために、その方法や見学する施設、そこまでの行き方などについて答えさせる。地図などを使って見学ルートを作らせ「なぜ、そのルートを作ったのか」といった点についても答えさせる。担当者は「教科の枠を超え、考える力や資料を活用する力、説明する力などをみる内容にしたい」と話している。

この記事の中に登場する「担当者」さまの顔が見てみたい。できたら名前も知りたい。なんかの間違いでお近付きにならないようにするため。
文科省のお役人はどんなコメント出すのか楽しみだ。
ちなみにこのテスト,すでに「関心・意欲・態度」についての出題も各教科の中に折り込んでいる。その問題は選択式になっているのだが,正直言って私にはどの選択肢が「正解」なのかわからない。これは間違いだというのはわかるんだけどね。
こんなテストが大真面目で大きな予算を食って実施されているんだからお笑いだ。いまさら「総合」もテストします,といったってどーってこともないかも。そういえばこのテスト,昨年の2月に実施された答案がついこないだ返ってきたのはニュースに取り上げられたりしてないみたいだけど何故だろう。6月には生徒にアドバイス付で返される予定だったはずだが,採点ミスがあったとかで伸びに伸びて1年後。なんなんだろ。当然ながら経緯の説明もごめんねの一言もなし。どーでもいいけど。
と,まぁこのニュースを取り上げて,こんなの馬鹿なことに決まってるだろという意識で書いているが,調べてみると「賛成」の人もいるから,世の中面白い。色んな考えがあるものだと勉強になります。唯我独尊になってはいけないね。