1次方程式の応用問題

木村先生の問題のように両辺に未知数が表れる形の問題をコレクションしておくと良いと思う。ax+b=cの形だと1次方程式を使わなくても逆算で解けてしまい,方程式と文字式の有難味を感じられないからだ。割合を絡めて分数を取り入れるまではしなくても一般には充分だと思う。
好きでないのは,連立方程式を使うのが自然なのに,1次方程式の難しめの問題として出題されている類の問題。結局は連立方程式を代入法を用いてyを消去した所までを暗算で求めることを要求しているわけで,必要のない難解性と思う。食塩水を混ぜて希望の濃度を作る問題などその典型だ。連立方程式にしたら加減法で解いたほうが易しいし。
文字数をやたらと増やさないための技術も必要だから,そういった問題もある程度は1年生でやるべきだとは思うが,過不足算程度ぐらいまでで十分と思う。複雑な問題ほど問題文に即して自然に式を立てることが重要なのだが,なまじ捻くって立式する癖をつけると悪い影響を与えそうだ。

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というわけではじめに http://d.hatena.ne.jp/hometeacher/20051003#p1 のhometeacherさんの回答例を見たとき,自然でとてもイイナと思ったのです。大丈夫だとは思うのですが,私が逆の主張をしていると思われた方がもしいらっしゃいましたら,そんなことありませんので誤解なきよう,よろしくお願いいたします。