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夫婦の愛も所詮はホルモンでコントロールできる?

AZOZ BLOG: 浮気性の夫に「バソプレッシン」をどうぞ

ハタネズミの同種族にあたる”草原ハタネズミ”は浮気もせず、自分の家庭と子供を非常に大事にする傾向がある。これに対し、浮気性のハタネズミは何匹ものメスと関係を持って子供を産ませるが、その子供にはほとんど見向きもしない傾向があるという。この違いの原因として科学者達は、バソプレッシンと呼ばれるホルモンが一雌一雄の関係を促進するもので、ハタネズミが浮気するのはこのバソプレッシンホルモンの分泌量が少ないからだと分析した。そこで浮気癖のハタネズミにこのホルモンを十分な量与えたのである。その結果は著しいものがあった。今まで浮気ばかりしていたハタネズミが、ぴたっと浮気を止め、一人のメスに寄り添うようになったのだ。
いつだったかNHKの番組で,愛情を維持するホルモンは3年間で消えるというような話を聞いた覚えがある。それはまた別のホルモンだったような気がする。
愛といっても所詮はホルモンでコントロールできる類の物理現象ということなのだろうか。少なくとも「愛」という便利すぎる単語を使うのは危険だということを再認識させてくれるニュースだ。
おなじようなこんなニュースもあった。
BioToday.com-オスが見境いなく性的関係をもってしまうのは脳内のバソプレッシン受容体が少ないから
オスが見境いなく性的関係をもってしまうのは脳内のバソプレッシン受容体が少ないから (3 段落, 382 文字) 2004-06-17 - 大部分のオスがそうであるように、meadow voleというネズミはメスであれば見境いなく性的関係を持ってしまいます。このプレイボーイネズミの脳(腹側淡蒼球)にバソプレッシン受容体(vasopressin V1a receptor)遺伝子を導入して発現を亢進させると、見境いのない性行動が消失して、一匹のメスに忠誠を尽くすようになることがわかりました。
ところで,「浮気」とか「プレイボーイ」と評されているネズミだが,ネズミは一夫一婦制を教義とする宗教を持っていたっけか?トドにこのホルモンを大量投与したらどうなるんだろう?
追記(2004/07/02)
次のアーティクルは分かりやすかった。
風の香る道: 愛とは つまり幻想なんだよと♪
「愛」という単語は危険だという言い方はよく誤解される。(ちなみに「本能」という言葉も教育問題を論議するときには使わないほうがいいと思う。)
上のアーティクルはそこらへんを上手に誤解されないようにさらっと説明している。さすが学生さんは違うと感心しました。